2×6･ﾂｰﾊﾞｲｼｯｸｽの高性能な家[長野県千曲市]2×4工法･ﾂｰﾊﾞｲﾌｫｰ工法,自然素材の家,憧れのｽｳｪｰﾃﾞﾝﾊｳｽ

基礎工事完了

　　　■建て方　いわゆるツーバイフォー工法ですが外壁面にツーバイシックス材を使った住まいです
　　　　　2006年8月5日、暑い暑い真夏日に建て方を行いました　
　　　　　脱水症状を起こしそうな過酷な作業に、建て方中の写真を撮るのも忘れ作業に没頭してしまいました
　　　　　１日目：土台～床貼り　２日目：1階壁パネル～2階床　３日目：２階壁ﾊﾟﾈﾙ～小屋組み
　　　　　４日目：野地合板貼り～細部処理
　　　　　降水確率の低い日を選びパネルが雨に濡れないように配慮が必要です。


ツーバイパネルは工場で製作されます	屋根の小屋組み

建て方完了
ツーバイフォーのパネル工法なので現場での工期が短期間で出来ます
工期が短ければ構造体を雨に濡らさない等利点が多くなります

木製三層ガラスサッシの取付


木製サッシの場合には窓台部分に水切り用のシートを施工して雨仕舞をします。入隅部分などは防水テープでしっかり処理することが必要になります。

外壁下地
外壁の下地に防水透湿シートを貼ります
ここまでの作業がスムーズに行けば構造用の合板も雨に濡れることが無くなるので安心ですね。
雨の少ない信州は心配も少なくて、施工する側からは大助かりです。
この現場は縦張りの木製サイディングで仕上げるため、外壁の通気胴縁は横に施工します。この通気胴縁はエアーホール胴縁と言って、外壁通気胴縁専用に作られた製品ですから、通気も縦横に動くことが出来るので効率よく空気が流れます


建て方が終わった現場に打ち合わせで来たオーナーは、吹抜けを通して見える風景にカメラを向けています。何とも言えない素晴らしいロケーションに誰もがウットリしてしまいます。


	高断熱住宅への第一歩外壁面は2×6材の14㎝の厚みがあるのでそこにグラスウールをサイコロステーキのように小さなブロックにした高性能グラスウールを専用の機械で吹き込みます吹き込む為の専用のメッシュシートを貼り、ホース分の穴をそこに開けながら次々と吹き込んでいきます。この断熱材を濡らさない様にしなければなりませんここは手馴れた専門業者の腕の見せ所になります。
			↑断熱工事完了


↑ ボード断熱材で外壁から小屋への通気層を確保しますまるで断熱材を捨てているかのように吹き込みます ↓	↑ 2階天井面のダウンライト部分はボード断熱で囲いを作ります	↑ 天井点検口も断熱気密専用の物を使用します
		2006年の夏は特別暑かったので小屋裏の断熱材の施工は涼しい日を選んで行いました。この断熱材の施工後やはり現場の中はかなり涼しく感じるようになったのは言うまでもありません


	内装下地の工事が始まりました。天井のボードを貼り、外壁面の気密シートと天井の気密シートの取り合いをしっかり処理して、サッシ周りや給気口などの開口部周りの気密処理も行い、壁のボードを貼っていきます。右上の画像は、壁天井のボードも貼り終わりフロアーを貼り始めたところです。いよいよ木工事もクライマックスです

そんな中、オーナーの奥さんがキッチンを組み立てています。
当初、既製のキッチンで計画していましたが、自然素材の家を進めて
いくうちに、いわゆる『貼り物』に拒否反応を示すようになってしまった
このご夫婦。
この時ＯＰＥＮしたばかりの船橋のＩＫＥＡの話をしたらすぐに行ってき
てしまった。そして何と施工範囲外のこの長野へキッチンを送ってこさ
せてしまったのです
施工はもちろん御自分達でやるしかありません。もちろん取り付けは
手伝うつもりでしたが何と起用にお二人で組み上げたこと。ご立派！

『出来ることは自分達でやる』という精神がこの家造りを通じて完璧に構築されました。このご夫婦なら絶対この家を自分達で
愛し続けるんだろうな。

内装仕上げ　

内装の仕上は標準仕様のエコロジカルな内装材ルナファーザー仕上げです

外壁の作業に入りました


スウェーデンの夏休みにぶつかってしまった為に、外壁材の到着が遅くなってしまいました。 10月に入りいよいよ待ちに待った外壁の仕上に掛かりました。


そして外壁のサイディングが貼り終わります。そして悩みに悩む外壁の色がまだ決断出来ません赤・青・黄色・緑・このまま、と寝れないほど悩むんですね～これが。でもこの時が楽しいんですよね～

もうひとつ

憧れ続けた薪ストーブが設置されます。
実はこの薪ストーブはこの家の『顔』なんです。
なんで？って。それは完成したら分かりますよ。
もうしばらくお待ちください。
ここで設置されるのはバーモントキャスティングのアンコールエヴ
ァーヴァン新機種です。
が、ここにも色々こだわりがあって、この機種実は外気導入型な
んですがあえて外気導入は取り入れてません。
オーナーにも了解していただきあくまでも補助暖房としての薪スト
ーブなんです。

【気密測定】


工事も一通り終わり、薪ストーブも設置されたので最後に気密測定を行う。高気密性能と言いながら薪ストーブのように大きな開口を設けるのだから大変です薪ストーブは燃焼していれば換気の役目を十分に果たすのですが、未使用時には冷たい空気の取り入れ口です。性能だけを取るかリラクゼーションまでをも選択するかは、住まい方を考えないとならないんです

【　そして　ついに　かんせ～い！　】

玄関のドアを開けると真正面にあの薪ストーブが出迎えます

この薪ストーブは家の中心に設置されているんです
シンメトリーなデザインにこだわりを持ち続け、そしてその中心にこの薪ストーブがぁ！

吹抜けも家の中心にあり、そして煙突がその真ん中を貫いていきます
この吹抜けは『回遊』を意識してデザインしたもので、いつも元気に子供が走り回っているそうです

暖房設備は和室とダイニングに深夜電力を利用した蓄熱式電気暖房機（日本スティーベル社）を
設置しています。調理・給湯・暖房の3点セットのオール電化住宅です。


写真左：ダイニングから和室を眺める　写真右：和室からダイニングを眺める薪ストーブの前でオーナーとお子さんが満面の笑顔で出迎えてくれます。どこにいてもいつも家族の気配が感じられる家、全員で目指した家づくりはようやく形になりました

玄　関


真っ白な玄関ドアにはデザインされた美しいガラスはスニッカルペール社製YD-286G-WH オーナーが選んだお気に入りの照明で玄関もひと際美しくなった。手摺もスウェーデンから取り寄せ、より雰囲気を醸し出すのに貢献している。引き渡しもこの玄関で全員がニッコリ！顔を見せられないのがほんっとに残念！

エコキュートでは無くスタンダードタイプの電気温水器を廊下の物入れに設置してあるので
外観にはどうしても美観を損ねてしまうガスボンベや温水器のタンクなどが有りません
どの面から見ても建物がスッキリ見えます。後は電柱と電線が何とかなれば言うこと無いのですが

この立地条件！うらやましすぎっ！

長いようで短かった建築現場。　こだわり続けたデザイン
今ここに終結。

でも、ここからが始まりです

引渡し当日、引渡しが終わるとご夫婦はウッドデッキの塗装を始めました
そう、この家は　今　産声をあげたところです

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■木製３重サッシ

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■木製玄関ドア

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■レッドパインフローリング

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