サイズについては、ファンレスタイプの奥行きが160oなのに対し、ファンタイプは
約250oと深目になります。
さらに暖房機は周囲から上100o、左右70〜100o、背面から65o、ファンタイ
プの場合は前面からも800o以上離す必要もあります。
廊下などの狭い場所では、奥行きの深いものは通行の障害ともなるので注意しな
ければなりません。
両者ともに、電気配線だけで個々に設置できるので施工もメンテナンスも楽になり
ますし、万が一故障してもその1台だけですむので、修理の間、家全体の暖房にも
大きく影響しません。
後述するパネルヒーターほどデザイン性は高くありませんが、少ない熱源を分配配
置できるのも特徴です。
パネルヒーターや床暖房に比してイニシャルコストも安くランニングコストも灯油並み
といえます。
注意点として、蓄熱暖房機は放熱を急には止められないため、冬季に日照量の多
い地域では晴天の日中にオーバーヒートすることもあります。
ファンタイプであれば多少は調整できますが、ファンレスタイプでは窓を開けるしかあ
りません。
前夜に翌日の天気と気温をチェックし、蓄熱量さえ調節しておけば問題はないので
すが、なかなか予想通りにはいかない事も多いようです。
当社の展示場では、最新の外気温を自動でチェックし、翌日の蓄熱量をコンピュー
ターが設定するシーズンセンサーを搭載したタイプなので今のところ上記のような煩
わしさは感じていません。
|