但し、リフォームには隠された大きな問題もあります。
それは、リフォーム後の耐久年数の事です。
私達は安易にリフォームをお勧めしません。
その建物の築年数や構造体の確認等をしっかりと踏まえておかないと先々の
お客様の為にならないからです。
部屋の中はリフォームすれば綺麗で明るくなります。
自然素材を使えば健康的で調湿作用等も伴い過ごし易くなります。
オール電化で省エネ、安全になります。
でも、構造体はどうでしょう?
基礎は今の基準に合ったものでしょうか?
建物の構造は今の耐震性基準に合った構造体でしょうか?
当然リフォーム時にはこれらも改善することになるでしょうが、1件の家でこれら
を全てを満たす工事を行えば間違いなく新築と同じかそれ以上のコストが掛か
るはずです。
明るくて清潔感のあるお風呂にしたくてリフォームを始めたが、解体してみると
そこはシロアリの温床で、土台から柱の入替え、それに伴う外壁の修理・・・思
わぬ追加工事の発生。
本下水が入ったのでトイレを洋風水洗便器に交換で始まった工事がやはり壊し
てみれば土台も柱も・・・。
良く耳にするお話です。これらの事は現地調査をすればおおよその予想はつく
ことですが、そんなこんなでリフォーム工事はいくら掛かったのでしょう?
リフォームローンを組んでそれだけの費用を掛けて修繕する建物か?
思い切って建て替えたほうが長い目で見て得をするのか?
多少余計にお金を掛けても残したい建物残さなければならない建物もあるでし
ょう。
私達は常にトータルで考え、お客様にとって一番良い方法を一緒に考えたいと
考えます。
今は空前のリフォームブームです。
戦後の高度成長時に建てられた住宅の築年数と、不況のアオリから新築に踏
み出せない環境の中で、取り合えずリフォームでやり過ごさせようと、お客様の
心理誘導をする悪徳業者や、適当な金物で耐震補強だと騙す手口等で溢れか
える世の中で、私達はこんな混沌とした中で本当の意味でお客様の為になるリ
フォームをお客様と一緒に考えていきたいと考えています。
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